今回の転職活動を通じて、またひとつ大きくなった気がする。
当初の段階では、上流から下流まで全てを担当できる会社規模の小さなベンチャー系の企業を探していた。
しかし、そういった企業は多くなく、あったとしても開発規模の小さなものだった。
自分がチャレンジしたいネット業界にもそういった企業は少なかった。
コーディングなどを内製化している企業もあったが、
今は色々な技術が求められる時代で、ひとつのことができる技術者では厳しい、との話だった。
スーパーPGみたいな人も居ることは居るが。
企業が大きくなるにつれて、その志向は一層深まっていった。
そこで色々考え、ひとつの答えを導き出さざるを得なかった。
下流工程を捨て(完全に捨てるわけではないが)上流工程へのキャリアアップを果たそうということ。
年齢と共にそのキャリアプランで成長している人がほとんどかと思う。それに伴い、それに対する報酬も上がっていく。
プログラマが描くビジョンでは自然の流れなのかもしれない。
技術から業務知識への移行
いくら技術があっても、それを生かすべくマネジメントスキルやヒューマンスキルが伴わない同年代のプログラマを何人も見てきた。
それでは宝の持ち腐れ。うまく使ってくれるマネジャーが居ればいいが、そういった人はたいてい天狗になり、なかなか動いてくれない。つまりヒューマンスキルが足りないのだ。
自分のこの中途半端なスキルではそんな本物の技術者には太刀打ちできないことも肌で感じていた。
であれば、自分の持っているコミュニケーションスキルや考えを業務やマネジメントの方で生かしていこう、って。
その時々に必要な最低限のスキル(技術)は身に付けているつもりだし。
そんな折、数少ない相談できる人生の先輩に話を持ちかけてみた。
彼は実際プロジェクトマネジャーをしていて、経験談をもとに
核心を突いたことを言ってくれた。
何をアドバイス受けたかは敢えて書かないが、
自分の考えに間違いが無かったことを悟った。
プログラマが次のフィールドにチャレンジしようとするとき
必ずぶち当たる難題だと思うが、自分の強み・弱みを自己診断して自分の目指すキャリアパスに少しでも近づけるよう、努力することが必要かと感じた。
私の目指す処は
周りを読み取り適切な対処ができ、人間臭いアツくて信頼でき得るマネジャーになること。
抽象的だが、意外に難しい思っている。
技術を持っていないと達成できないかとも感じる
やるしかないのですね。
もちろん一生技術者って言うのもアリなんでしょうが
永遠のテーマですね。
どこにも答えは無い。
答えは探しながら歩いていく。
今回もそんな気がしています。